首・顔の症状
耳鼻咽喉科では、眼や脳を除く首から上の多くの病気に対応しています。
首や顔のしこり、腫れ、まひなどの症状は、リンパ節・甲状腺・唾液腺の病気や、顔面神経の異常、感染症などが原因となることがあります。特に首のしこりはリンパ節の腫れによることが多いですが、まれに悪性の病気が隠れていることもあります。
顔のまひや腫れは神経や筋肉の異常が関係することがあり、甲状腺の異常は全身への影響も考えられます。
首や顔は生命維持や日常生活に大きく関わる部位ですので、気になる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

このような方はご相談ください
- 首にしこりがある
- 首が腫れて痛む
- 飲み込みづらい
- 声がかすれる・出しにくい
- 甲状腺が腫れている
- 皮膚の赤みや熱感がある
- 片側の口から水が漏れる
- 突然、目が閉じにくくなった
- 顔が動かしにくい
首・顔などの主な疾患
頸部リンパ節炎
頸部リンパ節炎は、ウイルスや細菌による感染でリンパ節が腫れたり痛んだりする病気です。急性の場合は抗菌薬や消炎薬などで1週間〜2週間ほどで改善することが多いです。
慢性の場合には結核性リンパ節炎など、特別な治療が必要となるものもあります。また、腫瘍によるリンパ節の腫れや転移の場合もあるため、症状が続くときは早めの受診が大切です。
耳下腺炎・顎下腺炎(唾液腺の腫れ)
耳下腺や顎下腺の腫れは、唾液腺炎や腫瘍が原因となることがあります。良性腫瘍では腫れのみが主な症状ですが、悪性では痛みや顔面神経麻痺を伴うことがあります。
治療は原因に応じて行い、炎症であれば薬物療法、腫瘍であれば手術や薬物療法・放射線治療が選択されます。小さな唾液腺から発生する腫瘍もあるため、腫れが続く場合は診察が重要です。
甲状腺腫瘍や炎症
甲状腺はのどぼとけの下にある臓器で、全身の代謝に関わるホルモンを分泌しています。甲状腺腫瘍には良性と悪性があり、多くは自覚症状がありませんが、首の前にしこりとして触れることがあります。
大きさや症状に応じて手術が選択されることがあり、良性の場合は経過観察で様子をみることもあります。悪性でも早期の治療で改善が期待できるため、早めの診断が大切です。
頸部腫瘤(できもの、しこり)
首にできるしこりは、急に大きくなるものやゆっくり変化するものなど原因はさまざまです。痩せたことで頸動脈や顎下腺が触れやすくなることもあります。
感染による場合は痛みや発熱を伴い、薬で改善することが多いですが、悪化すると入院治療が必要になることもあります。腫瘍の場合はゆっくり大きくなる傾向があり、良性なら手術、悪性なら種類に応じた治療が行われます。
当院では、ここでご紹介した内容以外にも、さまざまな首・顔の症状や疾患に対応しています。
詳しく知りたい方は、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会のホームページに掲載されている対象疾患一覧もご参照ください。
