アレルギーの症状

花粉症などのアレルギー性鼻炎は、検査から治療まで継続して対応しています。
スギやダニに対する舌下免疫療法は、小さな子どもでも始められる治療で、長期的な症状の軽減が期待できる方法です。
子どもは成長とともに別のアレルギーを発症することがあり、いわゆる「アレルギーマーチ」を防ぐためにも、早めの対策が大切です。気になる症状があれば、早めの受診をご検討ください。

アレルギーの症状

このような方はご相談ください

  • くしゃみが続く
  • 水のような鼻水が出る
  • 鼻づまりがある
  • 目がかゆい
  • 目が赤い
  • のどがかゆい
  • 鼻の中がかゆい
  • においが分かりにくい
  • 頭が重く感じる

アレルギーの主な疾患

アレルギー性鼻炎

ハウスダストや花粉などを異物と判断した身体が強く反応し、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが繰り返し起こる病気です。
診断は鼻の粘膜の観察や検査で行います。
治療は原因物質を避けながら、内服薬や点鼻薬で症状を調整します。原因が明らかな場合には、身体を慣らして反応を起こしにくくする免疫療法(注射・舌下)が選択肢となることがあります。

花粉症

花粉症を放置すると、症状が強まり、仕事や勉強に影響が出ることがあります。まずは花粉を体内に取り込みにくくする工夫が大切で、外出時のマスク・メガネの着用、帰宅時に衣服についた花粉を払うことなどが役立ちます。
薬は花粉が飛び始める時期や症状の初期から使用すると、つらさを抑えやすくなります。市販のスプレー薬は使いすぎると鼻づまりが悪化することがあるため、成分を確認し、不安があれば医師へご相談ください。

検査方法

舌下免疫療法(スギ・ダニ)

スギ花粉とダニが対象となる治療で、その他のアレルギーにはまだ適応がありません。
対症的に症状を抑える薬とは異なり、長期間の治療で体質の改善を目指す方法です。1日1回自宅で続けられ、3年〜5年ほどかけて症状が出にくい状態を目指します。子どもでも始められる点が特徴で、継続して取り組むことが大切です。

治療の流れ
01問診と血液検査
これまでの症状や治療歴を伺い、スギ・ダニ・ハウスダスト・ヒノキなど、原因となりうる物質を血液検査で確認します。検査でスギ花粉やダニが関係していると分かった場合、舌下免疫療法を治療の選択肢として考えていきます。
02初めての服用
初回は診療室で服用方法を確認し、薬を舌の下に1分置いてから飲み込みます。
その後、30分ほど様子を見て反応がないか確認します。服用後5分はうがいや飲食を控え、前後2時間は激しい運動や入浴を避けます。
031日1回の服用
治療は少量から開始し、1週間ほど様子を見て問題がなければ、2週目から量を増やします。
症状が落ち着くまでは1週間〜2週間ごと、その後は月に1回の診察で状態を確認します。
04治療期間
スギ・ダニともに、1年を通して毎日続けることが必要です。
治療は最低2年ほど行い、効果があれば3年〜5年ほどの継続がすすめられています。
注意点

※治療が適さない、または慎重な検討が必要な場合があります。

  • スギ花粉やダニ以外のアレルゲンで重度の反応がある方
  • スギ花粉やダニ以外が主な原因で鼻炎を起こしている方
  • スギやダニのエキスで強いアレルギー反応を起こしたことがある方
  • 重度の喘息やアトピー性皮膚炎がある方
  • 自己免疫疾患・免疫不全がある方
  • 全身ステロイドや抗がん剤を使用している方
  • 妊娠中・授乳中の方、または近い将来妊娠を希望している方
  • 医師が不適と判断した場合
アレルギー血液検査

指先に小さな針を刺して数滴の血液を採り、アレルゲンを調べる検査です。腕からの採血が不要なため、子どもや痛みに不安がある方でも受けやすく、41項目を一度に確認できます。結果は約30分で分かり、その日のうちに説明と治療の相談ができます。